こんにちは。建築士ママブロガーのひだまりです。
家族が家の中で一番長く一緒に過ごすのがリビングです。
生活しやすいように手の届くところにものを置きたくなりますが、気を抜くとすぐにモノがあふれた雑多なリビングになってしまいますよね。
リビングを収納上手な落ち着いた空間にするためには計画の段階で収納の場所やサイズをよく考えておくことが大切です。
ここでは、わが家のリビングの収納を計画した時のプランの決め方と部屋をスッキリさせる計画のコツを紹介します。
あなたのリビングの計画も一緒に頭に浮かべながら読んでみてくださいね。
リビングをすっきりさせる2つの方法
まずリビングをスッキリ見せるには2つの方法があります。
- モノの数を減らす
- モノを置く場所を決めておく
まずはモノの数を減らすことが大事です。
しかし、モノの数を減らすといっても、こどもがいるとおもちゃや絵本がどうしても増えるから難しいですよね。
そこで、自分の生活動線にあった収納を計画しておくことで、自然に片付けがしやすくなりますよ。
大切なのはあなたがリビングに置きたいモノの奥行きを知ること
リビングに収納するものの奥行きを把握しておくと作るべき収納のサイズが決まって計画がスムーズにいきます。
実際、我が家はリビングに置きたいものを整理してから計画したので満足のいく収納(家族みんなが簡単に片付けする)をつくることができました。
- 収納の大きさ:幅2m70cm× 高さ2m50cm(天井いっぱい)× 奥行き27cm
- 可動棚
- 大きな地震が来ても倒れないように造り付け
- 地震で本が落ちたとしても本の下敷きにならないような配置
- リビングからも目立たない配置
リビングに何を置きたいか考えてみた(ひだまり家)
ひだまり家は、主人、私、小学生の長男、長女、1歳の次男の5人家族です。
家族の好きな本
家族の好きな本はリビングに置きたかったんです。
趣味の本や、絵本、漫画、レシピ本や資格の本など。
リフォーム以前から長男、長女の絵本はリビングに置いていました。(家具の本棚に)
(本が身近にあって本好きな子に育ってもらいたい)
リフォーム後に次男が産まれたのですが次男もリビングにある絵本に手をのばしてくれます。
ちょうど次男の身長でも届く高さの棚なので自分でとってきてくれます。(床から45cm)
ちなみになぜか1歳の次男がもってくる本は毎回同じです。
この本です。↓
この「だるまさんが」シリーズはこどもに大人気ですよね。
長男、長女は小学生なので学校の教科書もこの棚に置いています。
主人の希望
主人はカメラやお酒を置く場所を希望。
事前にカメラを置くと決めていたのでカメラのバッテリーの充電用コンセントも棚からとりやすいところに確保しましたよ。
ひだまりの希望
私はネックレスや時計などのアクセサリーをリビングに置いておきたいと思っていました。
出かける前ってなにかとバタバタしてしまうので、リビングでサッと用意できると助かるなと。
小物系は無印のブリキ缶にいれて片付けることにしました。
長男・長女の小物類
小学生の長男、長女の小物も収納しようとおもいました。
箱がある方が整理しやすいのでこども達にも1つづつ専用のブリキ缶を渡しました。
ちなみに2人にブリキ缶の中身をきいてみると
保育所の卒業の時に小さいクラスの子がつくってくれたプレゼントもいれてるよ!
だそうです(笑)
学校の手紙類や家電の保証書、取扱説明書
保育所や学校に通い始めるとお知らせは全部プリントで届きます。
このプリント類を置く場所が欲しかったんです。
大切なプリントはすぐ見れるよう仮置きスペースを確保し、保管用(例えば、ちょっとした賞状とか)はファイリングして置く場所です。
私自身、毎回同じ定位置に決めているのでどこに置いたっけ?といった心配もないし、主人も共有できるのでいいですよ。
写真アルバム
写真のアルバムやフォトブックもリビングに置いておくと、整理する意欲がわきますよね。
(我が家ではプリミィというサービスを使って、写真印刷をしたり毎月1冊フォトブックを(送料100円のみで)作成しています。)
文房具・ボードゲーム
色えんぴつやマジック、鉛筆削り、セロテープ、ホッチキスなどの文房具類です。
うちの家族ではまっている、おばけキャッチやバトルラインといったボードゲームも一緒に置いています。
家族みんなが置いている場所を知っていると、
なんて聞かれないので楽ですよ。
来客用の菓子器や花瓶
普段あまり使わないような来客用の菓子器や花瓶などです。
計画の段階では考えていなかったけど置いているもの
棚の一番下は計画の時はまだ利用していなかった宅配水のクリクラの替えボトルの収納になっています。
他にも小学生の長男、長女の制服と靴下を置いています。
はじめは寝室にあるウォークインクローゼットに制服を置いていましたが1歳の次男を起こしてしまうことがあったのでリビングの棚に置くことにしました。
収納を作るときに大切なのは奥行き
収納したいものによって収納に必要な奥行きは変わってきますよ。
ひだまり家は置いておきたいモノを整理すると奥行き27cmあれば収納できるなと判断しました。
本当は30cmにしようかとも思ったでのですが、リビングから見る壁の大きさや通路幅を考えて27cmにしたんです。
収納するものに対して深すぎる収納は出し入れがしにくいですし面積もとります。
- 出すのがめんどくさくて、モノがあるのに使われない。
- 片付けるのがめんどくさくて、片付けない→部屋がスッキリしない。
本やその他だいたい綺麗に収まります。
あえていうなら、この収納量抜群のアルバムだけ3cmほどとびだしてしまったくらいですね(涙)
収納棚を作る時は決め込みすぎないほうがいい
収納の棚を作るときは可動棚がおすすめです。
これから長く住んでいく家で時間ととものライフスタイルも変わってきます。
ライフスタイルにあわせて収納したいものも変わってくるので高さが変えれるとぐっと自由度があがりますね。
もっと部屋の自由度を上げるには家具の方が適してる方もいると思います。
例えばリビングに絵本を置きたい方はこんな商品とか?!↓可愛いですよね。
リビングに置きたいモノを整理してあなたの生活にあった収納を考えよう
ひだまり家の実例で紹介させてもらいました。
家を建てる人それぞれのライフスタイルでリビングに置きたいモノは違うと思います。
大切なことはとりあえず収納をつくっておくではなく、どんなモノを収納するか考えながら計画していくことです。
見せる収納がいい人もいるし、見えない配置だけどオープンな収納もあります。
配置によっては完全に扉をつける場合もあるでしょう。
ただ決め込みすぎず少しの余裕をもたせながら計画することもポイントですよ。
設計士さんに具体的に収納したいモノを話すと相談にのってもらえると思います。
余談ですが・・・棚を一工夫して薄く見えるようにしてもらいました
うちの場合は家族以外あまり見えない位置なのでこだわる必要はなかったのですが、棚を薄く見えるように造作してもらいました。
本を収納するために作ったので棚自身が重さに耐えられる強度が必要で棚の厚みが3cmあるんです。
かなりスッキリ見える収納になりました。