新築を計画中、2階のトイレをつくるべき⁈それとも不要⁈

こんにちは。建築士ママブロガーのひだまりです。

マイホームの間取りや新しい家での生活を考えるとワクワクとっても楽しいですよね。

自分の家を建てるなかで希望も膨らむ中、現実をつきつけられる予算!

色々な場面で取捨選択がせまられるなか、2階のトイレってそもそもいらないのでは?と頭をよぎったのはないでしょうか。

2階のトイレについて私の意見と建築の仕事をしていた経験での想いをおつたえします。

ずばり!2階にトイレがあったほうがいい

私の意見としては2階にもぜひトイレを設置したほうがいい!です。

子どもが小さくて家族みんなが1階の和室などで寝ている時は確かに不要に感じます。

もしかして今、それで迷っているのではないでしょうか?!

子供が小さいうちで1階に寝る部屋もあれば全ての生活が1階で完結してしまいます。

2階のトイレを長期間使わなければ、封水が蒸発して臭いが出てくることもありますし、トイレ掃除の必要もあるので本当にいるのか??と感じるかもしれません。

私もはじめは2階のトイレの必要性をあまり感じなかった

ひだまり家は2階建ての家をリフォームして暮らしています。

家族全員1階の同じ部屋で寝ているため、2階に行く必要がない生活です。(2階はリフォームしていない)

2階は全く使っていないのにトイレがありました。

ずっと使っていないと、トイレの水が蒸発して、においが気になるように。

そこで2階のトイレの器具を外して簡易的に蓋をしました。

しかし!数年経つと…

子供たちが小学生になると朝ごはん、出発の時間が同じなのでトイレのタイミングも重なることがあるんです。

(なぜ?もっと早く起こせば解決?!)朝の出発までの貴重な時間に、もめはじめると、家族みんな、朝から嫌な気分ですよね。

こんな時に2階にトイレがあると全員気持ちよく朝出発できるのになと感じます(涙)

将来的に

こどもたちが1人の部屋がほしいと言い出したら2階もリフォームする予定です。

トイレの簡易的な蓋の状態も2階のリフォーム時に設置するつもりなんですよ。

小学生高学年になると多分、家に友達が集まってゲームで遊ぶ機会もあるでしょう。

トイレの度に、1階と2階を上がったり下りたりしていたら足を滑らせたら危険ですし、1階にいる方も落ち着かないですよね。

そういう面でも2階にはやはりトイレは必要だと感じています。

2階のトイレをつくる場合、つくらない場合

私は地方在住で、実際に、新築住宅の建築に携わってきましたが、2階建てを計画中のほとんどの方が2階にもトイレを設置していました。

平屋の方は1つが多いです。

迷っているかたは下記のようなことで迷っているのではないでしょうか?

2階のトイレをつくる場合
  • トイレに行くタイミングが重なる時にイライラしない。
  • 夜や2階で過ごしている時に1階にトイレにおりてこなくてよい。
  • 子ども達の友達が来た時に2階で完結できる。
  • 病気や怪我で寝込んでいる時に1階に降りなくてよい。
  • 後から設置をすると手間と費用が増える。間取りによっては設置できないこともある。
2階のトイレをつくらない場合
  • 建築費用の削減ができる。給水、排水、器具設置やドアなどを取りつけると数十万円の削減が可能
  • 2階の間取りを考える際、部屋をとりやすい。部屋を広くしたり、収納を増やせる。
  • 2階のトイレ掃除をしなくて済む
  • 今までの賃貸でトイレが1個で特に不便を感じなかった。

たしかに作らないことで費用は抑えられますが、過去に仕事では次のような事例がありました。

2階トイレをあとから増設

実際、お客様の中で家を建てられた時はお子様が1人(まだ1歳くらい)で、打ち合わせの段階では2階のトイレはいらないとなりました。

しかし数年後、家族が増え、お子様が小学生になるとやはり2階のトイレが欲しいとご相談がありました。

幸い間取り的に2階のトイレスペースを確保することができましたが、使っていた収納を減らすということになりますし、費用もかかります。

そして何と言っても、生活しながら数日業者の出入りがあって工事を進めるという負担もあります。

将来、2階のトイレが不要になった時

トイレの器具を外し給水を止め、排水にも蓋をすれば収納スペースには簡単にできます。

施工も半日もかからず終わります。

(床もきちんと貼ってなおすには時間がかかります)

あるものを外すのは簡単ですが、ないものを作るにはコストも手間も時間もかかるんですね。

まとめ

家づくりをしていると家が完成することが目標のようになってきますが、実際は、家が出来てからがスタートです。

そこに住む家族がより快適に気持ちよく、今日も元気に頑張ろう!と思える家になるよう、ご自身の生活スタイルや家族構成を考えて間取りを

検討されてはいかがでしょうか。

これから作る家だからこそ、普段の小さなイラッが減らせる快適な家づくりをしてほしいです。