注文住宅と建売住宅は何がちがうの?メリット、デメリットは?

こんにちは。建築士ママブロガーのひだまりです。

子供が産まれたし、そろそろ新築一戸建ての家が欲しい。

子供が小学生になるまでに家を構えたい。

などライフイベントを通して新築一戸建ての家に憧れますよね。

その憧れと同時に、家は土地から探していかなきゃいけないし、人生はじめての大きな買い物で、どうやって購入するべきなのか不安になりませんか。

ひとことで「新築を買う!」といっても大きくわけて2つの選択肢があります。

注文住宅と建売住宅のメリット、デメリットをお伝えします。

注文住宅ってなに

注文住宅は建てたい人の要望を聞いて家を建てることです。

つまり、建物の配置から間取り、色や外観、材質、電気の配線まで施主の要望を反映して建てていくものです。

施工主(家主)が設計事務所・大工やハウスメーカーに依頼し、既に用意してある土地に家屋を建築させるもの。プレハブ住宅のようにある程度レイアウトが決まっているものが主流であるが、オーダーメイドのため間取りや外観・構造の設計が自由に決められる。Wikipediaより
注文住宅のメリット
  • 自由度が高い。こだわりや要望を反映できる。(細かい電気の配線まで)
  • 住む人のライフスタイルにあった家が建てられる。
  • こだわり部分に予算をかけたり、安く抑える部分など費用の調整ができる。
  • 家の建築段階での家族の思い出が増える。
  • 建築途中を目で見ることができる。
注文住宅のデメリット
  • 土地をもっていない場合は土地探しからはじめるため時間がかかる。
  • 自由に設計できる分、打ち合わせや、工事などで時間がかかる。
  • 選択肢が多いため、迷いが生じたり、予算オーバーになる可能性がある。
  • 完成するまで完成形が見れないので、きちんと打ち合わせをしていないと、思っていたものとズレが起こる可能性がある。

建売住宅ってなに

建売住宅は建築会社が計画して作った(作っている)家を買うことです。

簡単にいうと、土地と建物がセットの状態なので、商品を買うのと同じような感覚です。

土地と家屋(住居)がセットになった状態で販売されるもの。新築マンションと同様に建築確認申請を済ませた段階でなければ、宅建業法により売出やその広告を出すことができないため、家屋の間取り・デザインはデベロッパーが決定したものに固定される。Wikipediaより
建売住宅のメリット
  • 家が完成もしくは、もうすぐ完成という状態なので契約から入居までの時間がかからない。(打ち合わせ等の時間もかからない)
  • 現物を自分で確認できる。
  • 土地と建物を一緒に購入できるので、資金の調達等単純で購入しやすい。
  • 建売住宅の設計は誰でも住みやすいような間取りで設計されているので住みやすい。
  • 部材や設備を大量購入によってコストを抑えたり、打ち合わせ等ないので経費等が安くなるため、割安で購入できる。
建売住宅のデメリット
  • 自由度があまりないのでこだわりや、間取りの修正ができない。
  • 設備なども万人受けの量産品が多い。決まっているので選べない。
  • 建築途中を目で見ることができない。
  • 増改築が難しい。
  • 同じような家を何棟も建てている場合もあり、オンリーワンの家でないこともある。
  • 見学などで、一般の人に間取り等を見られている可能性がある。

なにを重視するか

注文住宅の最大の魅力は、自由度の高さです。

一生に何度も買うことがない家を、あなたのライフスタイルに合って設計し、外回りの配置や外構まで決めていくことができます。

また、毎日使う設備も自分で吟味しながら決めていけるので満足度は高いはずです。

ただし、その分、打ち合わせなどの労力や、賢くこだわり部分や安く抑えるといった緩急をつけておかないと予算オーバーになりかねません。

せっかく新居に越して家族で幸せな生活のはずがローンで苦しくなるのも心が安らぎませんよね。

ひだまり
注文住宅には、自由度の高さとこだわりをアイデア次第で詰め込める魅力がありますね。
その分、家づくりに時間と労力がかかりますよ。
予算計画もしっかりしましょう。

反対に、時間をかけず手続き等簡単に新築の家を手に入れたい場合は建売住宅という選択肢があります。

ただし、すでに建っているもので、設備の変更等難しいので自分の目で確認して納得して買う必要があります。

ひだまり
土地がなく、早く家に入居希望の方は建売住宅がいいかもしれません。
すでに決まった間取りや外観から選ぶので、家を買う時間と労力は格段に下がります。
価格も注文住宅より安く購入できます。

ぜひ、あなたの家族にあった家を見つけてください。