こんにちは。建築士ママブロガーのひだまりです。
無垢の床材には、傷や汚れから木材を保護するために塗装がされています。
床材は汚れや、傷がついたからといって簡単には変えれないですよね。
塗装は、床材を長いあいだ、いい状態を保つために重要な役割を果たしています。
ここでは、 大きく分けて2種類の塗料について解説します。
- 浸透性の塗料
- コーティング系の塗料
同じ無垢の床材でも塗装の種類で雰囲気やお手入れのしやすさが違いますので紹介します。
①浸透性の塗料
浸透性の塗料とは
浸透系の塗料というのは、オイル塗装や蜜蝋ワックスなどで無垢の床材の内部に塗装が染み込んでいる状態です。
木、本来の質感が好きな人は浸透性の塗料がおすすめ
木の本来のさらっとした質感や肌触りが好きな人には浸透性の塗料がいいですね。
直接体と触れる部分に自然の木の暖かみ、木の種類に応じての柔さかがあります。
床材の上にコーティングされている訳ではないので傷や汚れもつきやすいですが、お手入れや補修することで自分で直すことができます。
塗料に着色されたものもあります
塗料に着色されたものもありますよ。
②コーティング系の塗料
コーティング系の塗料
コーティング系の塗料というのは、ウレタン塗装などで無垢の床材の上にウレタンの塗膜ができる塗装です。
ピカピカした塗装が好きな人はコーティング系の塗料がおすすめ
床材のうえに塗膜されているのでピカピカとした光沢感がでます。
触れた感じは、冷たさと硬さを感じると思います。
床のお手入れはしやすく、床に塗膜されていることで傷や汚れ、特に水周りなどは浸透性の塗料より強いです。
ただし、一度傷がついてしまうと自分での補修は難しいです。
同じ無垢の床材でも塗料で部屋の雰囲気が変わります
無垢の床材は、それを保護する塗装の違いで雰囲気が変わってきます。
塗料は、木材の保護や、木目を美しく引き立てる効果もありますよ。
使う部屋が、家族が落ち着く自然の暖かみの欲しいところなのか、キッチンのように水や、油はねが起こりやすい場所なのかにもよって塗料を変える方法もあります。
私は、リビング、キッチンどちらも無垢の床材に浸透性の塗料(オイル塗装)にしました。
浸透性の塗料であるむくの床材のお手入れは、1年に1回塗装をした方がいいと言われてます。
家をリフォームするときは
と夫婦二人ともやる気満々でしたが・・・
実は、住み始めて丸3年経ちましたが、あれ?!まだ出来ていません。
たぶん床材の塗装の保護力は落ちてきてしまっていると思いますが、特に床が反ったりなどはしていません。
ただ・・・普段のお手入れが行き届いていないせいで水が落ちたところや油の飛んでしまったところがモンモンになってしまっています。
おもちゃを落として傷がついたところもあります。(涙)
はずかしながらこちらが3年間お手入れをしなかった、わが家のリビングの床です。
毎日生活しているとあまり気になりませんでしたが、こうして写真で見ると汚れが気になってきました。
無垢の床材は手入れをしていけば、経年変化も楽しみながらいつまでも綺麗に保てるというのが魅力です。
近いうちにオイル塗装をしてみようと思います。