こんにちは。建築士ママブロガーのひだまりです。
「人生で一番大きい買い物」と言われる住宅を買うために住宅ローンを利用することになりますよね。
できるだけ総支払額の少ない住宅ローンで経済的な負担を減らしたいものです。
住宅ローンを見ていると金利のことを重要視されますが、金利がどのくらい総支払額に影響していくのかピンとこないですよね。
このピンとこない金利の差を実際の数字を使ってみていくととてもわかりやすいんですよ。
数字の入ったシミュレーションを一緒に見ながら金利1%が総支払額にどのくらい影響するか確認してみましょう。
住宅ローンの総支払額を減らすポイントは3つ
住宅ローンの総支払額を減らすポイントは3つです。
- 借入額
- 金利
- 返済期間
ここでは金利が1%上がると総支払い額がどのくらい変わっていくか一緒に見ていきましょう。
シミュレーションの設定
では実際に数字を使って1%の金利差がどのくらい総支払額に影響していくか見ていくために条件を設定します。
借入額:2,500万円
金利:1.5%(全期間固定) と 金利:2.5%(全期間固定)
返済期間:30年
ボーナス返済:なし
返済方法:元利均等返済
金利設定が1%変わると総支払額が450万円も違う
返済プラン比較シミュレーションに上の設定を入れて比較したデータをグラフにあらわしてみます。
左:金利1.5% 右:金利2.5%

金利が1%変わっただけで総支払額の差が450万円になりました。
1年間で考えてみると450万円÷30年=15万円です。
1年間に支払う金額が15万円変わってくるのです。
ということは月々の支払いが1万円以上変わることになるので大きいですよね。
金利が1%上がると総支払い額に大きな影響を与えることがわかります。
金利が1%変わると総支払額は大きく変わる
住宅ローンは借入額も大きく、返済期間も長いので少しの金利差でも総支払額は大きく変わってきます。
総支払額が最初の借入額(2,500万円)の何倍払っているのか計算してみると下のようになります。
金利1.5%の場合:約3,100万円÷2,500万円=1.24倍
金利2.5%の場合:約3,550万円÷2,500万円=1.42倍
つまり金利を2.5%で借りた場合、借入額より1.4倍以上も返済することになります。
金利では◯%と小さな数字に見えますが、借入額や借入期間が長いので計算してみると驚くような差になりますね。
やはり金利は、あなどれません。
もし、住宅ローン返済中に今より低い金利ローンが出て、うまく借り換えをすることができれば総支額を減らすことができますね。
あわせて確認しておくこと
一緒にシミュレーションをみてもらったように1%の金利の差が総支払額にいかに影響するかわかりますよね。
低金利であることは返済の負担を減らしてくれることになります。
ただし、住宅ローンには諸費用があります(銀行の事務手数料、保証料、登記費用など)。
そのあたりも確認しておきましょう。
また、例えば10年固定金利を選ぶ場合、当初金利だけでなく、当初期間が終わった後の金利も確認しておきましょう。