こんにちは、一級建築士の試験勉強中のひだまりです。
仕事・家事・育児に時間をとられてしまうと、一級建築士の試験勉強は思ったようには進みません。
資格学校にも通っていないので、数年前のテキストや過去問題集を使った勉強だけで十分なのかどうか不安も大きくなってきます。
そこで、最新の試験情報やノウハウも手に入れたいと思って、スタディング建築士コースというオンラインの資格講座を受講することにしました。
スタディング資格試験の勉強代としては安いので、実際に受講するまでは内容に不安がありました。
しかし、結論としては抜群にコスパよく学べる教材でしたよ!!
独学で合格を目指すなら補助教材として使うのはアリだと思います。
本記事ではスタディング建築士講座を受講した感想やメリット・デメリットをまとめました。
筆者契約時の情報をもとに執筆しています。
コースや金額に変更がある場合がありますので、スタディング公式サイトにて詳細をご確認ください。
STUDYing(スタディング)一級建築士講座とは
スタディング一級建築士講座は、オンラインで一級建築士資格試験の勉強ができる2019年の10月に開講された講座です。
私が申し込みをした時期は、2年コースがありました。
申し込み時期によって1年コースや2年コースがあるので公式ページにてご確認ください。
1級建築士学科・製図総合コースの費用
スタディングの建築士のコースは一括で払う方法と、月々分割で払う方法があります。
- 特別一括払い:107,800円(税込)
- 分割払い例:月々9,300円×12回払い
私は一括で支払いをしました。
建築士の学科と製図のセットで学べるコースでこの価格は破格の安さですよね。
スタディング一級建築士講座を受講した感想
スタディングの講義の内容について
スタディングは一級建築士の学科試験の合格点まで最短で目指すことに特化しています。
スタディングの建築士講座は、忙しくて時間が無い方でも学習可能な講座として、建築士試験対策に特化し合格点をクリアするための最小限の学習を極めるというコンセプトで開発しました。
スタディングでの勉強は満点を目指すような勉強法ではなく、とにかく効率よく合格点に届くようにするのが目的です。
過去に出題された15年分の問題が徹底的に研究されて、出題頻度と重要度の高いものから優先的に学習できるようにまとめられているなと感じます。
講座の内容は一部無料で見ることができるので公式サイトもご覧ください。
スタディング一級建築士講座のメリット
スタディング一級建築士講座を使って実際に勉強にとりくんでみて、良かった点を紹介します。
資格学校と比較して価格が安い
一番のメリットはなんといっても価格の安さです!
通学する資格学校で一級建築士学科・製図のセットコースを受講すると100万円近くかかります。
費用面では学校に行くよりも圧倒的に安く取り組むことができます。
一年間の費用 | |
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総合資格 | 約40〜160万 |
日建学院 | 約30〜140万 |
TAC | 約30〜70万 |
スタディング | 約10万円 |
スタディングの受講費用は圧倒的に安いです。
たとえ学科試験が不合格であっても、期間中に製図コースの授業も受けることができますよ。
学科対策をするだけで使うにも、約10万円ならかなり安いと思います。
1年目で一発合格すればもちろん良いですが、いつ試験に受かるかはやってみないとわかりません。
学校に通う期間が長くなると学習費用が大きくなります。
一級建築士合格後、仕事で費用を回収するとしてもマイナスは少ない方がいいですよね。
スタディングなら費用面に不安があっても比較的気軽に受講できるのではないでしょうか。
WEBテキストをスマートフォン、PC、タブレットで閲覧できる
スタディングのWEBテキストはスマートフォン、PC、タブレットで閲覧できます。
プリントや書籍版の問題集などはありません。
(紙でテキストを見たい場合は、自分で印刷する必要があります。)
手元のスマホで内容を確認できるので、スキマ時間を勉強時間として有効活用しやすいの特徴です。
WEBテキストには学習のポイントがまとめられています。
- 問題の出題頻度
- 問題の難易度
- 理解しておくべきポイント
勉強にすごくよかったのが、暗記ツールです。
暗記ツール機能をオンにすると解説文の中の重要なキーワードが濃い赤ペンで塗りつぶされたようになります。(隠れて見えなくなります)
受験勉強で使う赤いチェックシートと同じことがスマホの画面上でできるんです。
指でタップするとキーワードが読めるようになります。
Webテキストは参考書+穴埋めの問題集という感じで使うことができます!
問題をといたあと、すぐに学習のポイントが読めるので頭に入りやすいです。
すぐに問題集が解ける
スタディングにはスマート問題集というスマホでできる問題集があります。
単元ごとにまとめられていて、まるばつ形式で出題されます。
まるばつで解答したあとに解説も表示されるので、内容の確認もしやすいですよ。
間違えた問題だけを選んで勉強できる復習モードも設定できます。
動画を視聴して学んだあと、すぐに問題を解いて理解を深める形で勉強ができるようになっています。
動画を見たあとはなんとなくわかった気になっているけど、実際はあまり身についていないんですよね。
動画のインプットと問題のアウトプットの両方をすることで頭に入りやすくなっています。
最新の情報で勉強が出来る
独学の弱点は最新の情報がきちんと理解できているか確認しづらいことです。
新しい規則や規制ができていくので、法規は最新のものを抑える必要があります。
オンラインの授業だと年による変更点もすぐに更新されるので、最新の情報で勉強できます。
動画のポイントが絞られていて勉強しやすい
スタディングの動画はポイントをしぼって解説してくれるので、音声を聞くことができればどこでも勉強できるんですよ。
例えば通勤途中や家事をしている時って、本は読めませんが耳はひまなんですよね。
授業の動画をスマホですぐに聞けるので、単純作業をしている時や移動時間も有効な勉強時間になりました。
動画の音声はスピードアップして聞くこともできます。
- 通常の速さ
- 1.25倍速
- 1.5倍速
- 1.75倍速
- 2倍速
- 2.5倍速
- 3倍速
再生スピードを速くすると、音声が出なくなるときがあります。
私の場合は2.5倍速以上の時に音声がでなくなりましたが、再生画質を落とすと音声も聞こえるようになりました。
今、私は2倍速で聞いていますが、3倍速だと内容が聞き取れませんでした。(慣れたら3倍速でも聞き取れるのかな?!)
子供たちの習い事の迎えのときに車で音声を流していると
なにこれ?
どうしてこの女のひとこんなに早口でしゃべってるの?
なんて言ってるかわからない。
と言っていました。
動画はオフラインでも見れる
スタディングのアプリを使えば、授業の動画をダウンロードして学習することができます。
動画のダウンロードさえしておけば、wi-fi環境がなくても学習できるのはありがたいですね。
小さな単元ごとに分かれているので勉強も復習もしやすい
スタディングは計画、設備・環境、法規、構造、施工に分かれているだけでなく小さな単元ごとに分かれています。
一通り受講し終わったら、不得意のところを重点的に勉強しようと思います。
苦手だけを集中して学べる
問題を解き終わったあとに、前回間違えた問題や、自分が要復習にチェックを入れた問題だけを選んでまとめて復習することができます。
他にも気になるテーマを絞り込んで復習や出題の字順番を正答率の低い順や解答日時の新しい順なども選ぶことができます。
無料体験ができる
通学の一級建築士の資格学校より価格が安いといっても約10万円支払うわけです。
どんなものか確認してから申し込みしたいですよね。
スタディングでは無料体験をすることができます。
メールアドレスとパスワードを入力してアカウントを登録すれば授業の内容を一部無料で見ることができます。
FacebookかGoogleのアカウントでも登録することができます。
私も無料体験の動画を見て、これならやれそうと思ったんです。
無料体験講座では短期合格セミナーと計画1つと環境・設備1つの基本講座が受講できましたよ。
お祝い金がでる
スタディング一級建築士講座ではお祝い金制度もあります。
無事に資格試験に合格すればお祝い金として1万円もらえます。
受講料の1割にあたる金額ですから、太っ腹ですよね。
スタディング一級建築士講座のデメリット
いいところばかりを書いてきましたが、スタディング一級建築士講座にもデメリットはあります。
タブレットやPCは自分で用意
スタディングを利用するためのタブレットなどの端末は自分で用意しないといけません。
タブレットかスマホ、パソコン等を持っていなければ初期投資が必要になります。
スマホで十分見れるので、スマホがあればタブレット等を買い足す必要はありません。
モチベーションの維持は努力が必要
スマホやタブレットで見れるがゆえ、うっかりTwitterやニュース欄に気が散ってしまうことも。
スマホだと、ついおもしろそうなニュースとかtwitterとか見ちゃうんですよね・・。
勉強のペースや計画をしっかりたてて、いつまでにどの単元を終わらせるかをしっかり決めて実行しましょう。
試験の範囲全部を網羅されているわけではない
スタディング一級建築士講座はとにかく学科試験の合格ラインを達成することに焦点が置かれた教材です。
得点を狙える問題を繰り返し勉強して習得していくので、難しい問題は学習範囲から外されています。
さらに高得点を狙いたいなら、建築技術普及センターの過去問題集もあわせて解いたりプラスの勉強も必要だと思います。
スタディング建築士コースまとめ
とにかくスキマ時間に手軽に勉強にとりかかれるのが嬉しい点ですね。
試験勉強は作戦が大事です。
まんべんなくすべてを覚える必要はありません。
合格点さえとれればよいので、試験に出る要点と重要な部分を先におさえてしまうことが一番です。
学習の費用対効果という意味では素晴らしい講座だと思うので、資格試験の勉強教材に迷っているならまずは無料体験してみるのもいいのではないでしょうか。