設備を勉強中のひだまりです。
消火をするにも部屋の用途や、冬場に凍結するような地域性などでいろいろな消火設備があるんですね。
ひとつづつ確実に覚えて試験で迷わず自信を持って解答したいです。
普段目にしているはずの消火設備を動画を引用してまとめました。
屋内消火栓設備
建物内にいる人の初期消火の設備です。
1号消火栓
45秒あたりから
- 工場、倉庫、可燃物の多い工場などで設置
- 警戒区域範囲25m以内
- 消火作用:冷却
- 放水量が多い(130ℓ/分以上)
- 2人以上で操作
2号消火栓
- 旅館、ホテル、社会福祉施設、病院などの就寝施設で設置
- 警戒区域範囲15m以内
- 消火作用:冷却
- 放水量が1号より少ない(60ℓ/分以上)
- 1人で操作できる
屋外消火栓設備
建物の1階と2階を消火するために使います。
- 警戒半径:40m
- 消火作用:冷却
スプリンクラー設備
スプリンクラー設備は、初期消火にとても効果があります。
消火作用は冷却です。
スプリンクラー設備には、いろいろな種類があります。
開放形、閉鎖形(湿式)、閉鎖形(乾式)、予作動式、放水形をかいています。
https://youtu.be/H8q3OIJZ87k
開放形
開放形は、ヘッドの放水口が常時開放されています。
感知器作動または、手動操作により一斉に開放弁を開き散水します。
閉鎖形(湿式)
閉鎖形(湿式)は、ヘッドの放水口が常時閉じていて、火災時の熱を感知してヘッドが開き自動的に散水します。
※ヘッドまで常に加圧充水・・・一般的
閉鎖形(乾式)
閉鎖形(乾式)は、ヘッドの放水口が常時閉じていて、火災時の熱を感知してヘッドが開き自動的に散水します。
※配管内は圧縮空気・・・凍結のおそれのある寒冷地に適している
予作動式
予作動式は、ヘッドの放水口が常時閉じていて、火災時の熱を感知してヘッドが開き自動的に散水します。
※ヘッドとは別に設ける感知器と連動して予作動弁を開いて散水します。・・・電算室などに適する。
放水形
閉鎖形のヘッドでは有効に火災を感知や消火が出来ないときに使われます。・・・ドームやアトリウムなどの大空間、高天井(天井高さ10m(物販店舗・展示場6m)を超える)の部分
水噴霧消火設備
水噴霧消火設備は、水を霧状に噴出します。
- 消火作用:窒息作用と冷却作用
- 指定可燃物の貯蔵取扱所や駐車場などに適する
- 天井の高い空間には適さない
泡消火設備
泡消火設備は、大量の泡を放出して表面を泡で覆って消火します。
- 消火作用:窒息作用と冷却作用
- 飛行機の格納庫や自動車の整備工場、駐車場などの油火災の場所に使われる
- 電気室や通信機器室、ボイラー室などには適さない
不活性ガス消火設備
ボンベに加圧液化された不活性ガスを放出して酸素濃度を下げて消火します。
- 消火作用:窒息作用
- 電気や油火災、コンピューター室や図書館の書庫などに適する
- 消化剤:二酸化炭素、イナートガスなど
ハロゲン化消火設備
消化剤にハロゲン化合物を使い、不触媒作用(抑制作用)によって消火します。
- 消火作用:抑制
フード消火設備
厨房内の調理器具や排気ダクトの油脂火災の消化をします。
- 二段階感知方式
粉末消火設備
粉末消火
- 窒息作用と抑制作用