設備の勉強をしているひだまりです。
日照、日影の問題で、等時間日影線や日照図、水平面日差し曲線ということばが出てきますよね。
テキストで読んで図をみた時は、「そのままじゃん!」って思ったのにいざ問題を解くと記憶が曖昧でわからなくなりました。
自分の中で整理するために簡単に図を描いて覚えようと思います。
平成20年の日影の問題
【問題】日照・日影に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 日影図において日影時間の等しい点を結んだものを、等時間日影線という
- 年間の水平面の日差し曲線を1枚の図にまとめたものを、日照図表という
- 夏至の日に終日日影となる部分を永久日影という
- 建築面積と高さが同じ建築物の場合、一般に、平面形状が正方形より東西に長い形状のほうが「4時間日影」の面積は大きくなる。
- 東西に二つの建築物が並んだ場合、それらの建築物から離れたところに島日影ができることがある
はじめに読んだ時私は全部正解肢で、誤りはどれなの?と思いました。
うーん。等時間日影線ってどんな図だったかな。日照図表ってどんな図だったんでしょうか。
自分で描いてみました。(簡単に)
等時間日影線
等時間日影線は言葉通り、日影時間の等しい点を結んだものでした。
→つまり、1は正しいです。
ここで覚える事
建物の形状が4時間以上日影になる範囲に及ぼす影響は建物の高さよりも東西方向の幅によるほうが大きい
→つまり、4は正しいです。
日照図
水平面日差し曲線のかかれている平面と視点との基準高さを段階的に変えて、多数の日差し曲線を1枚の図にしてまとめたものを日差し曲線群といって、冬至などの特定の日について作成されたものを日照図表といいます。
→2が誤りです。
なるほど!
単純に水平面日差し曲線を1枚にまとめたものだから正解だと思ったのですが、日照図は、年間の・・・ではなく特定の日なんですね。
という事でこれが誤りなんですね。
うー。問題のキーワードだけ拾って読むのではなく、きちんと文章を読んで、きちんと理解しておかないと・・・涙
日差し曲線
日差し曲線は、水平面日差し曲線と鉛直面日差し曲線があります。
水平面日差し曲線は、日影曲線と点対称の関係です。
終日日影・永久日影
終日日影
建物の配置や形によって、1日中日が当たらない部分。
永久日影
1番、日照に有利である、夏至の日に1日中日影になる部分、つまり1年中日影になる部分が永久日影
→3は正しいです。
島日影
島日影
たくさんの建築物が東西に並んだ時に、それぞれ日陰が出来、それらの建築物から離れたところに
島状にその周囲よりも日影時間が長い部分
島状にその周囲よりも日影時間が長い部分
→5は正しいです。