こんにちは。一級建築士受験中のひだまりです。
私には小学6年生の長男、小学4年生の長女、4歳の次男がいます。
子育て中の受験を通して子どもたちの変化をお話します。
親が受験生だと失うものばかり?!
私には子供が3人います。
子供と過ごせる貴重な時期に、本気で合格するまで覚悟を持って試験を受けれるのか自問自答した時があります。
(子どもたちが大きくなると親と遊ぶよりお友達と遊ぶほうが楽しくて、一緒に付いて来てくれなくなると聞きますし・・・)
しかし今年は、去年に引き続きコロナ禍ということもあり、外出自粛や遊びに行きにくいという環境がありました。
これは私にとって、チャンスだと捉えることにして一級建築士の受験をスタートしたのです。
という動機で。
社会人で仕事をしながら一級建築士を受験するというのは失うものが多いですよね。
でも、案ずるより産むがやすし!
自分が想像するより、子どもたちが成長してくれていい機会となりました。
小6長男
私には小学校6年生になる長男がいます。
長男は、以前お父さんと二人で出かけた時に
お母さんって、おっちょこちょいのところあるよね
と話していたらしいのです。
直接長男から、お母さんっておちょこちょいだね!っていう言葉を言われたことはないんですけど、まぁそのような認識を持たれていたようです・・・
こういうのは夫づてに聞いたほうが、長男の本心という感じですよね。
今回、一級建築士の学科を受験したんですが、私は、学科の勉強をやると決めた日から一日も休まずに時間を見つけては勉強をしていたんですね。
机に向かっていない時間でも、家族共用のトイレに暗記したいものを貼ったり、ドライヤーをかけながら実例集を見たり・・・
はじめはそっと長男は見守ってくれていたんですけれど、段々と家事を手伝ってくれるようになりました。
お休みの日の4歳次男のお昼寝は、完全に長男にお任せして寝かせてくれていました。
小4長女
小学4年生の長女は、何でも私と一緒にやりたいタイプです。
夜に勉強をしていると
私も一緒に勉強する!
といって私の勉強をしている机の横に来て、2人で並んで宿題や自主学習をしていました。
そのかいあってか?長女の成績は上がりました。
2学期は成績が怪しいので、多分1学期の成績は私と一緒に勉強していた成果だと思います。
そして色々絵やメッセージを書いて受験勉強の応援してくれました。
これは、今も私のPCに貼られている彼女からの応援メッセージ。
4歳次男
4歳の次男は、夜にまだ一人で寝ることができず、寝かしつけは私がしていました。
次男が寝るまでの間、STUDYingで一問一答をしていました。
最初は
おかあさん、スマホじゃなくてギューして。
と言っていました。
でも、ベッドのなかで私がスマホで問題を解くことを毎日していました。
すると次男のなかでも、ベッドの中で私がスマホで問題を解くのが当たり前になり、たまに問題を解く気が失せてスマホをベッドに置いていると
べんちょー(勉強)しなよ
と言われるようになりました。
今はSTUDYingの使用期限を終了しています。
なので次男と一緒に寝たいのですが、未だに
べんちょー(勉強)しなよ
と言われるので寝かしつけ中、毎日スマホで漫画を読んでいます笑
試験当日に言われたこと
子供達に公言して勉強しているので試験当日の朝、子供たちに言われたのは
お母さん絶対受かってきてね!
頑張ってね。応援してるから
なかなかのプレッシャーですが、頑張ろうという気持ちになれました。
そして試験が終わってから、おばあちゃん家に預けていた子供たちを迎えに行って自己採点しました。
まだ子どもたちが起きている時間で、自己採点で合格点に達してると伝えると
お母さん、かっこいい!
すごーい。おめでとう。一級建築士なの?
いやいや、まだ製図試験があるんだよといいつつ、子どもたちが純粋な気持ちで尊敬の眼差しで見てくれたのが嬉しかったです。
うちの子は、どんな結果だろうとたぶん同じことを言ってくれてたのではないかな?!
日常生活で仕事や家事をこなしている私は見ていたと思います。
でも私(お母さん)が、1つの目標に向かって一生懸命やっている姿は、子供たちにとって初めてだったのかな。
子供に何かを伝えたいとき、言葉で言うより態度で見せた方がずっと影響を与えることができるんだな。
子供って思ってる以上に自分のこと見てくれていたんだなっていう風に感じました。
その後、製図試験の勉強に突入したんですけれど、その頃には、さらに協力的でした。
ちょうど製図勉強中は小学生は夏休みで、コロナも流行ってきたので保育所の4歳の息子も自主的に保育所お休みしていました。
4歳の次男のお昼寝は長男が付き合ってくれて本当に助かりました。
このきっかけがなければ、長男が次男のお昼寝をさせてくれることも家事もすることがなかったので、状況が変わって必然的に子どもたちのスキルがあがりました。
まぁうちの場合は、子どもたちがある程度の年齢だからというのもあると思います。
たぶん4歳次男には記憶に残らないと思うので。
今、製図の結果待ち中です。
製図の結果が合格でも不合格でも、ありのままの姿を見せて受験っていうのがどういうものかというのを子供たちと一緒に共有したいです。
やはり家族に負担はかけている
先日子供から
製図の合格発表っていつなの?
12月24日だよ
製図で落ちたら、またこの前みたいに建築の勉強するの?
また、お母さんと遊べないのいやや。
前より、今の感じのほうがいいんだけど。
・・・
やっぱり家族の協力や、我慢させてしまっていた部分というのは大きかったんだなっていうことを思いました。
社会人になって勉強するっていうのは自分だけのことじゃなくて家族含め色々と影響を与えるので、今回受験できたことに感謝です。
もう再トライしたくないのが本音ですね。
やってみてわかったこと
ついつい親になると子どもたちの世話や習い事の送迎など脇役ですが、私のために子どもたちが協力してもらって、この一年はすっかり私が主役でした。
何かを始める前に色々考えてブレーキをかけているのは、自分自身なのかもしれないですね。
意外と自分の想像より、スタートしてみれば、それはそれでなんとかなる!
状況が変われば周りも変わっていくし、家族なのでお互い協力し合えばいいのではないのかなと。
私は恵まれた環境にいましたが、やるぞ!!の姿勢は周りを変えれるかもしれないと思った出来事でした。
一級建築士になりたい!というより、
やり残した感を払拭したいから一級建築士になる!