施工の勉強をしているひだまりです。
施工の過去問を解いていても、実際どのようなものかわからず・・・無理やり言葉で覚えようと思っても苦しいんですよね。
関連するYouTubeを引用させてもらって地盤調査を勉強しました。
やっぱり百聞は一見にしかずですね。
これをみたらそりゃ粘性土じゃないと試験できないよねとか、少しイメージがわいてきました。
ボーリングとは
地盤の性質を直接調べる試験をするために、孔を掘る作業のこと。
調査する深さは、直接基礎の場合、建物幅の1.5倍から2倍
ボーリングを利用する原位置試験
孔内水平載荷試験
孔内水平載荷試験は、地盤の水平方向の変形係数などを求める試験。
こんな感じで試験するようです。
孔内水平載荷試験サイトです。(出典:一般社団法人関東地質調査業協会)
- なるべく長期間放置して水位が安定してから測る
- 無水掘りや清水堀りがよい
- ベントナイト溶液(孔壁の崩壊や湧水、ボイリングなどを防ぐための安定液)を使った時は、人為的に水位変化させた後、水位変動が止まった段階の水位を測る
サウンディングとは
サウンディングとは、ロッドにつけた抵抗体を地盤中に挿入して、抵抗の強さから地盤の強度や変形などを調べるもの
標準貫入試験
標準貫入試験は、ボーリングの孔を利用して、土の硬軟や締まり具合を調べる。
- 重さ63.5kgのハンマーを76cmの高さから自由落下
- サンプラーを30cm貫入させるのに必要な打撃回数(N値)を求める
- 乱した土の試料が得られる
- 打撃数は必要がないかぎり50回が限度
- 砂質土と粘性土で同じN値が出た場合、地盤が硬いのは粘性土 ※砂質土と粘性土 では性質が違う
- 深さ方向に1mごとに行う
- 砂質土(N値から推定される)・・・相対密度(締り方の程度)・内部摩擦角・変形係数・動的性質
- 粘性土(N値から推定される)・・・硬軟の程度
スウェーデン式サウンディング試験
スウェーデン式サウンディング試験は、ロッドの先端にスクリューポイントを取り付け、段階ごとにおもりに載荷し、貫入量を測定する。
最大のおもりをつけても貫入しない場合、スクリューを回転させ、25cm貫入させるのに何回転(半回転で1回)したかで土の軟硬、締まり具合、土層構成を判断する。
- 硬くない粘性土に適する
- 砂質土に対しても緩いものなどであれば試験ができる
- 住宅などの小規模建物に使われる
- スクリューポイントは先端から長さ150mm、最大径33mm
- スクリューポイントは摩耗して角のとれたものは使用しない
- 試料の採取ができない
オランダ式二重管コーン貫入試験
オランダ式二重管コーン貫入試験は、コーンを静的に地盤に押し込む時の貫入抵抗から土層の硬軟、締まり具合などを測る。
この動画は電気式のコーン貫入なので、オランダ式二重管コーン貫入試験ではなさそうだけど自分のイメージをふくらませるために・・・
- 軟弱な粘性土地盤に適する
- 試料の採取ができない
ベーン試験
ベーン試験は、ロッドの先端に取り付けた十字形のベーンを地中に押し込み、回転させる時の抵抗値から粘性土のせん断強さを求めるもの。
- 粘性土のせん断強さを求めるもの
- 軟弱な粘性土に適する
- 試料の採取ができない
ポータブルコーン貫入試験
先端にコーンを取り付けたロッドを人力によって一定速度で地盤に連続圧入する試験。
- 軟弱地盤に適する
- 調査深度は5m程度
- 小規模建物に適する
平板載荷試験
基礎を設置する深さまで掘削を行い、基礎に見立てた小さな鋼板(載荷板:直径30cmの円盤)を置いて実際の建物の重量に見合う荷重をかけて沈下量を測定し、地盤が安全に支持する力を判定する試験。
- 載荷板は直径30cm以上の円形
- 載荷板直径の1.5倍から2倍(直径30cmの場合、45cmから60cm)までの深さの地盤支持力の特性の調査が出来る