【屋根葺替実体験】土葺き瓦屋根からROOGA(ルーガ)に葺き替え

メンテナンス

こんにちは。建築士ママブロガーのひだまりです。

古い家をリフォームするときに1番の大工事になるのが屋根の葺き替えです。

A様
瓦も傷んできたなぁ。
耐震も心配だし。
でも雨漏りもしてないしなぁ・・・

心配はいろいろあってもすぐに困らないのでなかなか踏ん切りがつきませんよね。

ここではひだまり家が実際にどのように屋根を葺き替えたかをお伝えします。

屋根の葺き替えを実際にしたので参考の一つになればうれしいです。

屋根を葺き替える前の状況

ひだまり家は1979(昭和54年)に完成した家(主人が産まれる前に建てた家)です。

よく昭和56年以前は旧耐震基準だから地震時に倒壊の恐れがあると言われますよね。

私は、結婚してから住み始めたわけですが、なんとなく不安だったのです。

ひだまり家が屋根を葺き替えようとおもったきっかけ

家族も増えて、そろそろ家についてどうするか考える時間が出来ました。

地震などの自然災害がいつ起こるかわかりませんしね。

もちろん早く対策するに越したことはありません。

家について夫婦で話しあう中で、2つの選択肢がありました。

2つの選択肢
  • 改築工事
    (一旦、今住んでいる家を壊して、新たに建てる)
  • 耐震補強工事
    (建物の耐震性を高める工事。建物の主要な構造に対して補強を行う)

夫婦で迷いました。

土地はすでにありますが、建て直すとなれば、現在建っている家を壊す解体費が必要になってきます。

予算もこれから子供達の教育費等考えればあまり使いたくないのも正直なところです。

そして以下の理由で耐震補強工事でリフォームするということになりました。

ひだまり家が耐震補強工事にした理由
  • 大工さんに見てもらうと構造材(土台・柱・梁・母屋等)は傷んでなくしっかりしている
  • 現在建っている建物が広く、解体にも大きな金額がかかる
  • 内部は何度かリフォームしていた
  • お風呂、トイレは比較的リフォームから時間が経っていなかった
  • 建て直すとなったら予算の関係で作り直せないような和室があった

耐震補強するし、屋根の軽量化も一緒にしたほうが、地震が起きた時の倒壊リスクが減ります。

屋根瓦もかなり痛んでいたのでいい機会でした。

家の耐震補強のリフォームがきっかけで屋根の葺き替えもすることになったのです。

屋根を軽量化した理由

屋根が重いものと軽いものとの耐震の差です。

屋根が重いと振り子のように揺れていますね。

こんな動画をみると怖いです。

ひだまり
屋根が軽くなれば重心が低くなり、揺れにくいので、倒壊のリスクも減ります。

土葺き瓦屋根は重い

はじめに屋根にのっていた瓦です。

日本瓦に土葺きです。

自分で重さを測っていないですがインターネットで調べてみると土葺きは約60kg/m2(約198kg/坪)のようです。

軽くするために使った屋根材

ひだまり
ひだまり家はケイミュー株式会社ROOGA(ルーガ)鉄平と太陽光発電システムにしました。

ケイミュー株式会社【ROOGA(ルーガ)鉄平】

外観が和風だったので雰囲気を損なわず軽い屋根を探しました。

Panasonicのルーガ鉄平は約68kg/坪です。

ひだまり家の土葺きの屋根と比べると約1/3弱軽量化されたことになります。

ケイミュー株式会社ROOGA(ルーガ)

動画をみると、通常の陶器平板瓦よりROOGAは1/2なので相当軽い屋根材ですね。

太陽光Panasonic【HIT】

太陽光は重いのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれません。

実は太陽光パネル(Panasonic製)自体は幅1580×奥行812×高さ35(mm)が15kgとかなり軽いのです。

架台などの部材をいれるともう少し重くなると思いますが、それにしても軽いですよね。

よく屋根の上に太陽光がのっているのをみると思いますが、ひだまり家は太陽光パネルを屋根の一部にする野地ピタにしました。

野地ピタにするとパネルの下に瓦がいらないので、重量も軽く、材料費(瓦)も節約することができます。

今は年々売電価格が下がってきていますが、まだ2015年は10年間33円(10kw未満)でした。

2015年(平成27年)当時の売電価格経済産業省 再生可能エネルギー

このタイミングしか太陽光は載せられないと思って思い切ってのせました。

屋根の葺き替えの流れ

瓦の撤去(処分)

まず、今のっている瓦の撤去をします。

葺き土の撤去(処分)

屋根の上にのっている土をホウキとチリトリを使って撤去していきます。

見るからに重そうですよね。

下地調整

傷んでいるところの下地を調整します。

野地板ばり

野地板を並べてはっていきます。

ルーフィング張り

防水シートのことです。

雨水が室内に入らないようにします。

野地板の上に屋根全面にはります。

瓦の新設

仕上げの瓦(太陽光)をのせます。

屋根葺き替えのメリット・デメリット

メリット

  • 屋根が軽量化され倒壊のリスクが減る
  • 下地(野地板)を新しくはるので屋根が一新する
  • 外観がよくなる
  • 雨漏りの心配がなくなる
  • メンテナンスの心配をしばらくしなくてよい

デメリット

  • 費用と時間がかかる
  • 住みながら直すので足場で家が囲まれる
  • 撤去した瓦や土で砂が舞う

屋根は雨風をしのぐ重要な働きがあります。

家を永く大切に使っていくためにも必要なタイミングでメンテナンスしてください。

土葺きの瓦を外しているところをみて本当に重たいものがのっていたなと実感しました。

地震時に倒壊のリスクを減らせてよかったです。

ひだまり家は建物のほうも耐震補強してリフォームしましたよ。