同じ床面積で家を安く建てる方法

こんにちは。建築士ママブロガーのひだまりです。

注文住宅で建築していて1番気になるのは予算ではないでしょうか。

希望が膨らみいつのまにか予算オーバーになると悩みますよね。

ここでは同じ延べ床面積で家を安く建てる方法をお伝えします。

タイトルに【安く】とありますが、安くするために「材料の質を落とす」ことではありません。

同じ材料、床面積でも家の形で金額は変わってくるのです。

じゃ、どんな家を計画すればよいのかというと…

シンプルな【総二階の四角い家】で計画していくと、建築費用を抑えることができますよ。

総二階とは

総二階の家とは、2階建ての家で1階と2階の床の面積がほぼ同じ家のことです。

とてもシンプルで上下が綺麗にのっているので耐震的にもよい建物といえます。

どうして総二階の四角い家が建築費用を抑えることが出来るのか

どうして総二階の四角い家が建築費用を抑えることができるのでしょうか。

建築にかかる費用は、ざっくりいうと材料費+手間代です。

単純に材料が少なければ費用も安くできます。

手間代もできるだけシンプルな作りにすることで削減できます。

基礎のコストが下がるから

同じ延べ床面積で建てるなら総二階で建てたほうが1階の床面積が小さくなります。

その分、基礎の工事が安くできます。

屋根のコストが下がるから

基礎のコストと同じで、屋根の面積も変わってきますよね。

一階が広くなると屋根の面積も増えます。

凸凹がないから

凸凹が多い家は外壁の面積も増えます。

収まりにも手間がかかるので材料費だけでなく手間代も増えますね。

(余談)雨漏りなどのリスクが低い

シンプルな箱型に屋根をかけるので雨漏りのリスクがさがります。

どうしても屋根が複雑だと将来の雨漏りなどリスクがありますよね。

総二階の家の難点

耐震性も高く、雨漏りのリスクも低く、費用も抑えられるメリットの多い総二階ですが、どうしても外観にオリジナル性がなくなってしまいます。

間取りを計画していると、LDKや水回りのある1階の面積が大きくなりがちです。

そのまま総二階だと床面積が大きくなってしまい建築費は増えてしまいます。

家の外観にこだわりやオリジナリティーを求める方にはおすすめできません。

総二階の家はメリットが多い

総二階の外観は面白みにかけるかもしれませんが、四角い総二階の家は、地震や、風水害にも強い家です。

コストも抑えることができ、効率のいい家になりますよ。

また、これから先のメンテナンスを考えてもいいと思います。

総二階をベースに家づくりをしていくのも選択肢のひとつになりますね。